性格が全く違うのに、意外といい関係をキープしている人がいることをご存知でしょうか。その要因の一つに十二支における向かい干支が関係していることがあります。本記事では、向かい干支の概要と相性の良さについて解説いたします。
向かい干支とはどういうものか?
向かい干支というのは、子から順番に時計回りに並べた時に、向かい合わせになる干支の組のことです。向かい合わせになるわけですから、1番と7番、2番と8番、3番と9番、4番と10番、5番と11番、6番と12番の組が向かい干支です。具体的には子年と午年、丑年と未年、寅年と申年、卯年と酉年、辰年と戌年、巳年と亥年が向かい干支の関係になっています。
向かい干支になっている関係は、実は正反対の性質を持っています。正反対の性質を持つからこそ、実は相性が良いと言われているわけです。たとえば、子年の人はコミュニケーション能力に長けており、午年の人は人づきあいが上手です。両方の良さを活かすことで、協調性が保たれ、カップルになってもうまく行きやすいでしょう。
丑年は自分のペースをかたくなに守る性格です。それに対して、未年の人は穏やかな性格を持ちます。双方は向かい干支に当たり、双方とも比較的穏やかな性質を持つので、カップルになったとしてもそんなに喧嘩になることは少ないでしょう。
寅年の人と申年の人は、どちらかというと性格が正反対なところがあります。寅年の人は一気に物事を進める猪突猛進型ですが、多少抜けたところもあります。申年の人は人間らしさがあり喜怒哀楽が豊かです。喧嘩をしながらも、うまく付き合っていくことができれば、楽しい家庭になるのではないでしょうか。
卯年の人と酉年の人は、感性がピッタリと来ることで、ベストカップルになれる可能性があるでしょう。卯年の人は平和主義で神経質な面がある一方で、酉年の人は相手のことを察することが可能です。そのため、酉年の人が卯年の人をうまくサポートすることでうまく行く可能性が高まります。
辰年の人と戌年の人は、うまくお互いの欠点をサポートしながら生きていくことができるでしょう。辰年の人は独自の感性を持っていますが、戌年の人は従順なので、うまく辰年の人を操りながらカップルとしてお互いを尊敬できるはずです。
巳年の人と亥年の人は、冷静沈着な前者と猪突猛進な後者の真逆な性格がうまく反応することで、うまく付き合えるでしょう。お互いの長所と短所を分け合うことが可能なので、うまくお互いの欠点を補いながら付き合って行ければ良いはずです。
実は相性が良いと言われている
なぜ向かい干支のパートナーは相性が合いやすいのかというと、お互いに無いものを持っていることがあるのではないでしょうか。お互いに無いもの同士を惹きつけあうことで、カップルなどでうまが合いやすいことが言えます。お互いに無い部分があるからこそ、協力し合ってうまく生きて行こうとするということです。
同じような性格の人といることで、多様性が生まれないことがあります。同じような性格の人同士であれば、反発し合う可能性が出てきます。反発し合うようになると、全然うまく行かないこともあるでしょう。うまく行かない原因として、性格が似ていることが挙げられるのではないでしょうか。
性格が合っている者同士のほうが仲間として成功すると思いがちですが、実は性格が真逆のほうが成功しやすかったりします。お互いの欠点を打ち消し合って良いところを出すことが可能なので、却って居心地が良い空間になることがあるでしょう。性格は真逆に近いけれども、妙に惹かれあう関係がありますが、これは実に向かい干支だったりするわけです。